やさしい記憶
「真帆がホレないように牽制よ♪」
ホレるかっ!!
実は、ちょっと可愛くて
ヤバかったけど、さ。
「美里さん、真帆ちゃんイジリすぎ」
困ったように
朱鳥くんが口を開いた。
ん!?
睨むと
美里はペロッ、と
舌を出して肩をすくめた。
「だぁって、真帆、いちいち反応してカワイイんだもん♪」
ムッカァ~ッ!!!
子供だと思って、バカにして!!
もう
絶対
ぜぇ〜ったい☆
認めてあげないんだからっ!!