俺は君の笑顔を守りたい
瑠美は静かに涙を流す、その涙を拭ってキスをする。
「 愛してるよ、ずっと前から… 今も、これからも、ずっと。瑠美、笑顔を忘れるな、そして幸せな君を見守りたいんだ。俺の可愛い瑠美、笑顔を忘れないでくれ… 」
俺は瑠美に消えそうなキスをした。
二度と会えないキスに、俺は瑠美への愛を込めたんだ。
そして別れのキスになった。
「 聖? 待って、待ってよ… 私も、聖を愛してる!」
泣き叫ぶような瑠美の愛を受け止めて、夢の中での再会は終わりを告げた。
神は瑠美のために願いを届けてくれた。
こんな俺を真剣に思う瑠美への愛を、神は俺をセラフとして使わした。
数日後、瑠美が会いに来た。
ぎこちないが、確かに瑠美の笑みがあった。
「 聖、キスをありがとう 」
時間がかかっても、瑠美は必ず笑顔を取り戻す。
俺はセラフとして、いつまでも瑠美を想う。
_*_*_*_*完*_*_*_*_