@恋。
パパに気持ちを伝えられなかった自分が、悔やんでも悔やみきれない。

やっぱり、私の想いは…伝わっていないかもしれない。

どんなに強く願ったって…。


目に涙がたまってくるのがわかった。

花火が滲んで見える。


「でも…想いって、届くよね」

「えっ…?」

光くんが優しく微笑む。


「目に見えない…何か?多分、そういうのってあると思うんだ。高山さんは、そういうの信じる?」


胸が、熱くなった。
その瞬間、涙が溢れる。

ぼろぼろ流れて、止まらない。


「高山さん…どうしたの?大丈夫?」

「ごめっ…ん。大丈…夫」

また、光くんに救われた。


ほんとに私はいつも、光くんに助けられてるね。

光くんの言葉が、胸に深く深く染み渡る。
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