銀髪姫と不良幹部
みんなでバカやって、喧嘩して…いろんな思い出がつまった部屋。


「ごめんな…これからはお前らが狼鬼を守ってくれ」


そう呟き、静かに部屋を出た。


階段を降り、倉庫から出ようとすると、面子の一人に話しかけられた。


「総長、お出かけですか?」


顔が見えないようにフードを深くかぶった。


下っ端の奴らは私の顔を知らない。


知っているのは幹部と同盟族の幹部だけ。


たまにスパイが紛れている時があるからな。


「…ああ。ちょっと出かけてくるわ。三人を…よろしくな」


ニコッと笑い、倉庫を出た。


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