銀髪姫と不良幹部
良かった。


気づかれてねぇな。


ホッと、息を吐く。


バレてたら、マスコミ行きだしな。


バレたらあっという間だし。


お母さん達にも迷惑かけてしまうところだった…。


これ以上は迷惑かけれねぇからな。


…待てよ?


私なんか忘れてねぇか?


確か私、あの時気絶してる史音に…。


思い出した瞬間、顔に熱がこもったのが分かった。


そ、そうだった!


私、史音にキスしたんだった!!


史音は気絶していなかったとすると…。


血の気が低きがした。


「ま、まさか…っ」


「大胆だな、依亜」


< 402 / 429 >

この作品をシェア

pagetop