RUN for YOU
「おーい、お疲れ様」


部活が終わり、片付けをしていると、不意に後ろから声をかけられ、振り向くと裕斗先輩が立っていた。


「お疲れ様です!
どうしたんですか??」

「あー、今日さ、駅まで一緒に帰れない??
ちょっと話したいことがある」

「え??ぜんぜんいいですけど……」

「よかった。じゃあ支度終わったら、校門の前で」


そう言って、彼は去っていった。



「瑠ー子ーちゃーん♡
ききましたよ!今日一緒に帰れない??だってー!」

「ちょ、ゆり声おっきいよ!」


さっきの話、ゆりが聞いてたみたい。

まあゆりだったからいっか……。










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