倫敦市の人々
語られる真実
「団長!」

コートニーにトドメを刺そうとしていたフミは、その声で振り向く。

そこには確かに、しっかりと瞳を開いてフミを見つめる団長の姿があった。

「団長、団長!大丈夫なのっ?」

彼女の体にしがみ付くフミ。

「フミ、落ち着いて…まだ目覚めたばかりだから…彼女は安静に…」

「あ、あぁっ…そっか…」

瑠架に止められ、フミは少し落ち着きを取り戻す。

「コ、コートニーもごめんっ…私…っ」

フミはコートニーの方を見る。

椎奈と美弦の肩を借りて、立ち上がろうとしているコートニー。

「いいの…団長が目覚めてよかった…」

彼女はフミの行為にも怒る事なく言った。

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