溺愛†マドンナ
バカな私に知識を詰め込む事は生半可な事では無い。


第一剣君と私は、まだ初めて話してから1週間位しか経っていない。


そんな人に是非!とは言えずに急いで断ったのに、迷惑じゃないって……


「あ、えと、あーーー…」


どうしたらいいか迷っていると、私の前の席に座っている緋ノ戸君がニヤニヤと私と剣君を見比べている事に気づく。


緋ノ戸君の右隣に座っている柿出君は、少々意外そうに目の前の剣君を見つめていた。


「それいいな!世那ちゃん、力也に勉強見て貰いなよ!」


「え!?」


「大丈夫!実はコイツ、結構頭いいんだ」
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