溺愛†マドンナ
いつもいつも秀悟は、いっぱい頑張っていい成績取ってる。


睡眠を優先して順位落とすなんて、マジメにテストに取り組んでいる人に失礼なのは、私でも分かった。


「………OK。じゃあ実力テストは、寝ないできちんと頑張る」


「ホ、ホント!?」


唇を尖らせていると、剣君が次の実力テストはちゃんとやると言ってくれた。


一気に急浮上する、私の心。


だけど剣君は私の唇に人差し指を置くと、悪~~い笑顔でこう続けた。


「その代わり………条件があるんだけど、もちろん聞いてくれるよな?世那」


「条……件――――…?」
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