溺愛†マドンナ
ふいに後ろから名前を呼ばれ、振り向く。


「よっ」


「世那ちゃんこんにちはーー♪」


「どうも」


そこには剣君・緋ノ戸君・柿出君がいて、順位表を見ていた皆はキレーーイに3人から一定の距離を保って、こちらに注目していた。


巨大な虫やオバケなら怖がるの分かるけど、剣君達は人間なのに……皆ヒドイなぁ………


「世那、順位表見たか?30位って凄いな」


「イヤイヤ、15位の剣君に褒められても……」


私の半分の順位の人に“凄いな”言われても……


さっき睨んできたはよと静帆の気持ちが、分かった気がした。
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