溺愛†マドンナ
その笑顔は、私が昔から知っていた、“春の王子”にピッタリな温かく穏やかな笑顔そのもの。
「分かったよ、世那………もういい。お前の気持ちは分かった。――――きちんと答えてくれて、ありがとう」
真っ直ぐとよく通る声に伝えられ、これ以上は出ないと思っていた涙の勢いが、更に増した。
この人に……闇の部分はあるのだろうか………
いつもいつもヒマワリみたいに大きく、そして温かく私を見守ってくれて――――…私は何度も救われてきた。
だけどもう……秀悟と一緒にいる事は…………
「世那……1つ頼みがあるんだけど」
「分かったよ、世那………もういい。お前の気持ちは分かった。――――きちんと答えてくれて、ありがとう」
真っ直ぐとよく通る声に伝えられ、これ以上は出ないと思っていた涙の勢いが、更に増した。
この人に……闇の部分はあるのだろうか………
いつもいつもヒマワリみたいに大きく、そして温かく私を見守ってくれて――――…私は何度も救われてきた。
だけどもう……秀悟と一緒にいる事は…………
「世那……1つ頼みがあるんだけど」