大丈夫は禁止
龍「よしっ。苦しくないか?ちょっと音だけ聞くよ?」

そう言って、先生の腕がのびてきた。
怖いよぉ…涙

龍「泣かないの。すぐ終わるからな。はい終わり。まだゼーゼー言ってるから、おとなしくしててよ。あっ自己紹介してなかったな。俺は、竜樹と虹汰と同級生で、東城 龍(トウジョウ リュウ)です。琴音ちゃんの担当医だから宜しくな」

琴「東城…先生?前の先生と同じ名前だ」

龍「そうだよ。前の先生は俺の親父。だから、琴音ちゃんの事は聞いてたし、昔、会った事もあるんだよ?」

そうなんだ…。覚えてない。

龍「覚えてないよな。すっごく小さい時だったし。じゃ、また来るから、何かあったらボタン押して」

先生は颯爽と部屋を出て行った。

1人になった私は心細くなり、布団に潜った。
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