大丈夫は禁止

龍side

琴音ちゃんの様子を見ようと部屋に行くと、琴音ちゃんは目を覚ましていた。

呼吸も落ち着いてるし、マスク外してあげた。聴診しようとすると、顔がどんどん曇っていき、目には涙が溜まっていた。俺はさっと音だけ聴いて終らせた。

琴音ちゃん、小さい頃から何も変わってないなほんとに。

俺は、何かあったらボタン押してとだけ伝えて部屋を出た。
部屋を出る瞬間に見た琴音ちゃんの顔、あれは反則だよ。男ならコロッと心奪われるよ。
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