Never say Love you
出来れば、恋愛をして結婚をしたい。
もう少し若い頃はそんな希望もあった。
だから、早い結婚は逆にいいのかもしれない。
まだ、何もかも知る時間も余裕もなく、ただ愛があればとそれだけに夢中になって、言わば勢いにのることは安易だ。
だけど、この歳になると視点は変わる。
周囲の結婚していった友人や、職場では上司が奥さんの愚痴をこぼす。
ストレスからかは知らないが、久しぶりに会ってげっそりした既婚者の友人を見ると、結婚への高ぶる想いも多少は褪せる。
それに知らなくていいことまで、年を重ねる度に自ずと知ってしまうのだ。
長く一人暮らしをすると、誰かの世話を焼くことに対して憧れを持ったりするわけだが、飼っているうさぎ小屋の掃除を”めんどう”だと思う自分に矛盾を覚えたりもする。
夢に溺れて、愛に溺れて、現実が見えなくなる。
それに年齢は関係ないのだろうか。
私は今、たとえ夢を見たとしても、最終的に現実というものを見てしまう。