Never say Love you


そう。

めんどうと言うよりも、忘れてしまうと言った方が正しいのかもしれない。


どんな風に恋に落ちて、どんな風に恋に溺れ、どうすれば、狂うほど人を愛せるのか。


だんだんと相手すら限られてきて...いや、自分から限ることも増え、出会いは減り、けれど逆に相手に求める条件だけは募り...。



そうして私は、こうしてシングルという形で取り残され、同窓会でも周りが結婚や妊娠の話題や悩みで盛り上がる中、私はシングルという自虐ネタでしか周囲を盛り上げられなくなっていく。


そして手土産に、新たな”シングル”というあだ名をぶら下げて帰るのだ。


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