キミの翼が羽ばたく時。
「じゃあ晃は、俺と二人で入ろうな♪」
翼が晃を抱きしめて言う。
「はいっ♪」
晃が嬉しそうに言う。
なんかすごいラブラブな気が…。
「晃犬みたい。」
外がクスクスと笑った。
「じゃ、俺たち入るから~」
そう言って晃は里の言うようにホントに犬のように寄り添って部屋を出ていった。
それからしばらく私の漫画を貸したりしている間に、二人は眠ってしまった。
寝顔にラクガキもいいかな…と思っただけど、真子が起きた時に大変なことになりそうだったので、やめておいた。
「あ、お兄ちゃん着替えとかもっていってるのかな。」
私が階段を下りながら呟く。
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