君が嘘をついた理由。
せっかくだから見ておこうくらいは思ってるけど…景色として。
「そうそう。せっかくだから見るだけ見とけ。あとで感想書かされるしな」
ふっと、後ろから降ってきた声。
自分たちが一番後ろだと思っていた私は
いきなりかけられた声にビクっとしてしまう。
それは理香も同じだったらしく。
隣の体が微かに跳ねたのが分かった。二人ほぼ同時…に振り向くと。
…びっくり、したぁー…。立っていたのは見たことのない人。
ここの、
美術館の人かと思ったけれど、
美術館のスタッフがつけている名札がないので学校の先生らしい。