君が嘘をついた理由。



同じようにレストランを出た生徒はそのまま流れるように売店に吸い込まれていっていて。

エレベーターへ向かう人は少数だ。

お土産…。


「ちょっと見てみようか」

お土産…お母さんはまだいつ起きるかわからないしなぁ。


お土産と言っても買う相手はいないんだけど。

それに、隣の県だし、

手に入れようと思えば普通に手に入るものばかりが置いてあってそんなに珍しいものはない。



「失敗した。夕食食べる前にこっち来ればよかった」


入り口に山積みにされているお菓子類を見ていれば。


 同じように隣で見ていた理香が試食として出されているお菓子を見て悔しそうな顔をする。


その姿を笑っていれば。


「ねーねー先生、これさっきのお城?」



「そうそう。それは初期のだけどね」



「初期?」





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