君が嘘をついた理由。


戸惑う私に構うことなく、ドカッとソファーに腰を下ろす宇戸くん。

仕方なく、反対側に座る。


なんとか理由見つけて、早く帰ろう。


「…大丈夫?」


「へ?」


「その、ずっと学校来てなかったみたいだし、精神的に…」

やられないはずがないよな、と頭を掻く宇戸くん。



精神的に…やられてるはずなのにね。ううん、やられてたはず。涙はでなかったけれど、心にぽっかりと穴が開いたみたいで。


不安と、どうして?なんで?

って疑問ばかりが次々に湧いていた。


無気力ってこういうことをいうんだって初めて知った。




< 161 / 312 >

この作品をシェア

pagetop