君が嘘をついた理由。
それくらい、ショックだったはずなんだけど。
「大丈夫だよ」
不思議と。
同じ中学校で、同じクラスだったし、
行事で来たお母さんを見たこともある宇戸くん。
だからこそ、こうして心配してくれているんだろう。
大丈夫だよ、と
本当に言って笑ってみたんだけど。
自分でも作り笑いになってしまったのは分かった。正面で私の顔を見る宇戸くんもそれが分かってしまったみたいで。
顔がゆがむ。
「…無理すんなよ。大丈夫なわけないだろ」