君が嘘をついた理由。
思ってしまう。
「そうだね」
陽太は私の飲んだ少なくなったコップにお茶をついでくれながら話す。
「るなのこと、話せる範囲でいいからいっぱい聞かせて?」
柔らかいその声音が、すとん、と私の中に入ってきて。胸が、暖かくなる。
「食事中だけじゃなくていいんだよ、ふとしたときに何でも。知りたいから」
・・・優しい。優しすぎる、この人は。
「・・・るな?」
いつの間にか視界がぼやける。
目の前の陽太が見えなくなる。
あれ、と思って、ぱちっと瞬きをすれば、ぽろぽろと涙がこぼれた。