love




残された私と斗真。


ぽかーんとしている。


夢じゃないよね?








ビシッ!



「いったぁぁぁ・・・・」



またでこピンされた。



「痛いってことは夢じゃねーよな。」

「私で確かめないでくれる!?」



ほんっと最低!
悠馬君と兄弟とは思えない!





「で、お前どうすんの?」


チャイムが鳴っていることもお構いなしでゆっくり歩く私たち。



「どうする?って・・・・」

そりゃ、私は悠馬君が好きだよ?
でも悠馬君は弟的な存在で、そういう意味では大好きだと自分では思っていた。


「わかんない。」

「そっか。」

「・・・・・」

「・・・・・」



教室の近くまで来た。
ここを曲がれば教室だ。



「ねぇ・・・」

「行くか、屋上。」
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