クソガキ










「‥‥‥って;」



思いっきり寝てるじゃん!!;




車の中で英単語50個覚えるんだ!‥‥と、はりきっていたにもかかわらず;


車にゆられた瞬間、洵はスヤスヤと赤ちゃんのように眠ってしまった;笑





ま‥‥‥まぁ、徹夜したしね




赤信号で車がとまり、私は眠っている洵を見た。





‥‥なんか、無防備だねー‥‥笑;


少し首を傾け、はだけた制服から肌を見せながら、規則正しく寝息をたてる。




‥‥長いまつげ‥‥‥


いいなー。






‥‥‥‥えっ?!!!


私は思わず身をのりだし、ぱっと洵の顔をのぞきこんだ‥。






ちょっと‥‥



このまつげ長すぎじゃない?!!




嘘でしょ?〃

‥‥下手したら私より長い‥;



付けまつげ‥?;なわけないわよね;






私が驚いて、食い入るように見つめていると‥‥‥






「‥‥‥んっおっ!!」



見られている気配に気付いたのか‥‥洵の腕がいきなり伸びてきて‥‥‥




ガシッ‥と抱き着かれた;





私は、顔面を洵の胸に打ち付け‥‥‥


鼻をつぶされながら、両手をバタバタさせる;






‥こんのークーソーガーキーーー!!



ちょっと甘やかせば調子に乗りやがってーーー!!!






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