卑屈の恋愛方程式
夢から覚めたら…。

悪夢の続き…。



―――タンッ………。


―――タンッ………。




どこかで…何かが弾む音がした…。



―――ダンッ………。


―――ダンッ………!!



―――鞠………??

いや……違う…。


この音は………ボールだ………。




………ボールの音にいざなわれてゆっくりと瞼を開ける向こう側に……ボンヤリと近づく白い影が近づきそっと私の頭上に何かヒヤッと冷たい何かを感じて…………。





「―――!!!―――」




思わずパチッと…開眼して先程の影を確認するように目を開ける。




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