この恋が永遠になりますように
あたしは思わず下を向いてしまう。
そんな中、あたしを支えていたはずの憐の温もりがあたしから消えたのを感じ顔を上げた。
すると憐は先ほどと変わらないボリュームで下っ端のみんなに問いかける。
「誰か、今回の紅姫誕生に意義のある者はいるか?あるなら正直に名乗り出てこい。」
「意義なーし。姫さんをお守りします。」
そう、下っ端の誰かが叫んだ。
「俺も守ります。」
「俺も!」
次々にそんな言葉が上がってきた。