この恋が永遠になりますように
思いが通じあってからの最初のキスはあたしが泣いてたのもあって少ししょっぱかった。
「守ってやるから。姫としてだけじゃなくて恋人としても。」
そう力強く言ってくれる憐はとても逞しく見えたんだ。
そしてしばらくしてからあたしたちはみんなのいる幹部室に戻った。
「お前ら今まで何してたんだ…よ…」
そう言って来たのは謙吾くん。
でも、謙吾くんはあたしの顔を見て言葉をだんだん濁らせた。
でもそうかと思うと憐の元へ行き胸ぐらを掴み出した。
「何で泣かせてんだよ。」
「…。」
そう言ってる謙吾くんに対して憐は何も言わなかった。