この恋が永遠になりますように
側に寄ってみればそこに倒れていたのは飯草だった。
それを確認すると、朱羽は側に行って抱き抱えながら声を掛けていた。
辺りを見回してみると杏の姿は無かった。
「真琴、真琴!」
「ん、んんっ…」
どうやら飯草の目が覚めたらしい。
「大丈夫か?」
「あれ、朱羽…」
俺はその受け答えを流すように飯草に訪ねた。
「飯草、杏とは一緒じゃなかったのか?」
「え!?」
そう言って辺りを見回してたから思い出したように言った。