この恋が永遠になりますように


退院の日は教えてないのになぜかあの人の他に憐やみんながいた。


「杏、退院おめでとう!」


そう言って抱きしめてくれる真琴。


そんな真琴は前より強くなってる。


そんな気がしたんだ。


「ねぇ、先に帰ってていいよ、お母さん。」


「なるべく早く帰ってきなさいね。」


それだけを言い残すとあの人はそそくさと帰っていった。


「さて、杏の退院祝いするか。」


そう言ったのは聖吾だった。


「ねぇねぇ、煌龍の倉庫でやっても良いよね?」


「良いよね?」


そう言って憐に詰め寄る龍哉と弘哉。


「あぁ。」


そんな双子パワーに勝てない憐はしゃーなしといったようだった。


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