この恋が永遠になりますように


とりあえずあたし達は制服から戦闘用の短パン、ニーハイ、パーカーとラフな格好に着替えると荷物を置いたまま倉庫へ向かった。


倉庫に行けば今日より緊張感が漂ってるのが伺える。


あたしは、戦争は嫌い。


あんなことがあったのだから当然だろ。


その上敵が凛征だなんて…


でも、あたしはこの華蝶の総長だから弱音なんて吐いていられない。


引退も考えたけど、結局はやめた。


辛いのはあたし達だけじゃないから。


そして選んだ結果が今までの自己謹慎。


人を守れなかったあたしにとってこれはまだ生ぬるい。


そう感じていたけど、流石にいつまでもとは行かなかった。


だから、あたしは戻ったんだ。


感情と言う名の羽を休めて。


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