魁龍
新しい仲間

ガラッと教室を開けると、昼休みだからかほとんど人はいなかったが…


最悪なことに、龍鬼の幹部全員が揃ってこっちを見ていた


話しかけられたら面倒なので、素早く自分の机にカバンを置いて、教室を出ようとしたところで


柊「…待て」


その声と共に腕を掴まれた


…待てって何だ待てって


この命令口調が気に食わない


ちょっとイラッとしながら後ろを振り返った


『…何だよ。手、離してくれね?』


若干睨みながらそう言うと


瑠「柊、手を離してあげてください」


横にいた神田…瑠希…だっけ?が言うと、すんなり手を離してくれた


『…俺、関わるなって言ったよな?…お前らと話す気もねぇから、じゃあな』


少し殺気を出しながらそう言って、今度こそ出ていこうとすると


柊「…お前、何者だ?」











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