馬鹿バッカ!俺高校生!
さぁセンコー!こっちは主役が揃ったぜ!


いつでも出発しようじゃねぇか!


野外活動とやらに!!



すると学年主任のセンコーが俺の心をサトラレしたのか


マイク(拡声器)を通して話し始めた



『ピィ〜〜え〜一年生の皆さんおはようございます。我が校の伝統の野外活動を怪我の無いよう無事乗り越えましょお!!それじゃクラスごとに速やかにバスに移動するように!』



『ハイッ!!!!!』


生徒の勇ましい返事が校舎に響き渡る


俺達を送り出すかのごとく…

ヘヘッ


俺の表現の仕方はもはや言葉のマジシャンだな



それより


いよいよ出発か…


確か野外活動の日程表では現地まではバスで移動だったな!



現在時計の針はAM8:00ちょうどを指している


まったく予定通り事は運んでいるわけだな


そぉなると現地到着時刻がPM12:00


ちょうどタモさんがいいともる時間まで


4時間はバス(ラブワゴン)の中…



そして高校生のバスの中と言えば…


イッツ


カラオケタイム!!


俺の美声を皆に聞かせてやる絶好の機会だ!!


みんな!テープを巻き戻して録音の準備しときなYo!!!!
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