ヤンデレに死ぬほど愛されてます
家に帰って着信をみると、
不在着信が27件、
未読メールが16件。

孝太郎、怒ってるよね…

思いきって、電話を掛けることにした。

「あのっ、孝太郎さっきは」
「ねぇ僕なんかした?」

電話の向こうの孝太郎は、泣いていた。

「僕が何かしたなら謝るからっ…置いていかないでよ」

「孝太郎、ごめんね…」

途轍もない罪悪感が襲ってくる。

「明日は一緒に学校いこ?」

「ん…僕迎えにいくね」

電話を切って、シャワーを浴びる。

私の腕には沢山の痣や引っ掻き傷がある。
孝太郎…。

もう何度も痛い思いをした。

爪を立てられて出血した事もある。

でも、孝太郎を嫌いになれない。



< 13 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop