続・危険なキス
「あの男、誰?」
再びキスをされると思いきや、じっと目を見据えて訪ねてくる先生。
その真顔の表情にドキッとしつつも、目を逸らさずに答えた。
「バイト先の…先輩です……」
「仲いいの?」
「そんなに……。むしろ苦手です」
「じゃあ、なんで一緒に帰ろうとしてんの?」
今、先生の機嫌が悪いのは、完全に川崎さんへの嫉妬心。
そう思うと、心の中でニヤけてしまったけど、それを顔に出すともっと怒られそうな気がしたのでそれはなんとか抑えた。
「たまたま、ですよ。
断るのも自意識過剰な気がしただけで……」
「……ったく…」
あたしの返事を聞いて、先生は呆れ気味のため息を吐く。
「そーいうのが、隙を作ってんだよ。
昔のお前ならありえない」
「え……?」
首をかしげるあたしに、先生は今度こそ唇を重ねた。