続・危険なキス
 
あたしだってバカじゃない。

今の先生が、嘘をついているくらい分かる。


だけどその嘘が、どうしてついているのか分からない。



「先生!
 ちゃんとあたしの目を見て言ってください!」



詰め寄って、先生のシャツを掴んだ。

合わさる視線に、先生は固く目を閉じて……。



「川崎さんのお姉さんが……関係するんですか……?」

「…っ」



そのワードに、先生の肩がビクッと震えるのが分かった。



「先生……?」

「……」

「先生っ!!」



伏せた顔を、無理やり上げさせて視線を合わす。



だけどそこにいたのは、
ひどく怯えた顔をした先生だった。
 
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