続・危険なキス
 
「おはよ!」
「おはよ、紫乃ちゃん」

「……おはよう」


そこに座ってきたのは、いつも何かと絡んでくる雪島くんと榎本くん。


「やばいねー。紫乃ちゃん。
 今日も惚れた」

「……」


雪島くんは、とにかくチャラいと思う。
すぐにそんな台詞を吐くし、見た目もチャラくて女の子慣れしている。

でも榎本くんは榎本くんで……


「あ、そういえば紫乃さー。
 先週分のこの講義の……」

「名前」

「あ、悪い。
 呼び捨てNGだったな」


さりげなく、近い距離に立とうとするので、こっちのほうが危険だ。



「ちょっとちょっと二人ともー。
 いい加減、紫乃ちゃんにちょっかい出すのやめなよー」



そんな二人に、沙樹が突っ込みを入れていた。
 
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