甘い蜃気楼の罠
危ないクリスマス

「ふぁーあ」

気の抜けたあくびで、美透 羽瑠璃の一日が始まった。

「メリークリスマス!」

お母さんが笑顔で羽瑠璃をむかえた。

そう、今日はクリスマス。

彼氏とイチャラブするわけでもなく(いないの
でね笑)、プレゼントを楽しみに待つわけでもないといういつも通りの1日の《はず》だった。
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