好きなんて、言えるかよ。


「……っな!!」


こういう事をスラっとやってしまう高村の気がしれない!!


顔が赤くなってしまうのを隠しながら


「変なことしないで……!」

と言うと、


「あれ仁菜ちゃん、照れてんの?」


なんて意地悪に言ってくる。

きっとこういう事、色んな女の子にしてきたんだろう。

顔をそむけながらもクレープを食べ終わると、


「じゃ、帰るか」

高村は言った。


私達はベンチから立ち上がり駅で別れようとしたんだけど……



「ねぇ、おかしくない!?」




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