キミの誘惑
後半戦が始まって、いまだに実咲高が一点リードしたまま
みんなの息も上がってきてる
そんな中やってきた、実咲のゴールのチャンス
そのパスを受け継いだのは遼君で、
「遼君!頑張ってー!」
私は今日一番の大声で
彼の名を呼んだ───
『ピ──────』
試合終了の合図
結果は2-0で実咲高校の勝利
ほ、本当に勝った───
強い守りもあってか、点は取られずに終わった
「あ・・・・・・」
遼君と幸樹だ───
肩を組んで笑ってる
「遼、やったなぁ!」
「幸樹先輩お疲れ様です!」
すごいなぁ、本当に勝ったんだもん
“絶ーっ対勝ちますからーっ!”
「・・・やるじゃん」
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ
かっこいいなぁって思ったんだ───