キミの誘惑
「じゃあ、俺はここで」
「うん、気をつけて」
遼君が今来た道を戻っていく
バイトに来た時にも思ったけど、遼くんの家反対方向じゃん
その後ろ姿をみて、やっぱり言いたくなったんだ───
「遼君!かっこよかったよ!サッカー」
私なりの、彼に対するご褒美。
これくらいしかできないけど
「先輩、それ・・・ズルいっす//」
立ち止まって振り返った遼くんは、ものすごい照れていて
なんだか私まで恥ずかしくなって急いで家に入った