【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言






結季ちゃんを見ると少し嬉しそうだった。




「ふふ、結季ちゃん嬉しそうだね」




「……っそ、そんなことないっ」




「素直になったらいいのに」




「……っ」



ま、素直じゃないところがまた可愛いんだけどっ。




「私、お手洗い行ってくる……」




結季ちゃんは立ち上がって教室を出て行った。




「………2人が無事、結ばれますように」




私は小さくつぶやいた。




颯希くん、頑張って。




2人が付き合ったらダブルデートとかしたいな~……。




って、まだ気が早いかっ




自分のことのようにドキドキしながら、午後からの授業を終えた。
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