【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「いや、実は颯希の告白が終わったら放課後出かけようって言ってたのに出かけられてないなぁーって」
「あぁ!そうだね!」
勇吾、覚えててくれたんだ……。
嬉しいなぁ……。
「だから、今日行かないかなって思って」
「え……!ほんと!?」
嬉しい!放課後デート……夢みたい!
「あぁ」
「行きたい!行きたいです!」
放課後デートは小さい頃からの憧れだった。
しかも大好きな勇吾と行けるなんて……。
もう、幸せすぎて泣きそう。
「いいなぁ~……ねぇ、結季!俺たちも放課後デートしよーよ!」
羨ましそうに颯希くんが言う。
「うん……まぁいいけど」
「やったぁ!!!どこ行く?俺の家でイチャイチャする?」
「し……しないからっ!」