【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「遠慮すんな。これ、心瑠に着てほしいし」
「え……?本当にいいの?」
「おう。じゃ、俺買ってくるわ」
勇吾はそう言って私の手からワンピースを取って、レジへ持っていった。
「ほい」
会計を終え、ワンピースの入った袋を私に渡す。
「勇吾、ありがとう……!」
「どういたしまして」
「大事に着るね!」
もう一生着続ける勢いで大事にする!
「あ、でも1つ約束」
「え?」
約束……?