【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
すると、勇吾は口を右手で覆った。
「ゆう、ご……?」
どうしたんだろう……?
もしかして……似合ってない!?
「……やべぇ。すっげぇ似合ってる」
勇吾から出た言葉はそれだった。
「ほ、本当に!?」
「……あぁ」
嬉しい……めちゃくちゃ嬉しい!!!
「じゃあこれ……買っちゃおうかな……?」
勇吾が似合うって言ってくれてるし、思い切って買っちゃおうかな?
「いや、俺が買ってやるよ」
「え!?そ、そんなの悪いよっ!」
私のものだし、勇吾に買ってもらうのは悪いなぁ……。