【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言




「はぁ……。中入れよ。母さんはもう寝てるから静かにな」



「う、うん……」



蒼空の部屋に入るの久々かも……。



「お邪魔しまーす………」



静かにそう言って蒼空の部屋に入った。



「わぁ……蒼空の部屋、久々だ……!」



「あんまり、はしゃぐなよ」



蒼空は呆れた表情で、机に向かった。



「俺は課題するから静かにな」



「う、うん」



蒼空は黙々と課題を始めた。



「………」



ヒマだなぁ~……。



蒼空、もうちょっと相手してくれたっていいのに。



「ねぇ、蒼空」



「なんだよ」



う……蒼空冷たい。
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