【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「はい、私体育苦手なんでこういうとこで成績上げとかないと!」
「………なら、俺もする」
青山くんの発言に驚いた。
「えっ?」
「だから、俺も立候補する。ほら、早く手上げろよ」
えぇ!?ウソ!!?
あ、青山くんと一緒に!?
「早く上げろって」
「あ、は、はい!」
青山くんに圧倒されて、勢いで手を挙げてしまった。
隣で青山くんも手を挙げている。
「お、青山と横谷やってくれるのか?」
担任が私たち2人を交互に見る。
「はい、責任もってやらせていただきます」
青山くんはいつも通りのニセモノの笑顔で言った。