LOVE&FANTASY 嗚呼、結婚!(加筆修正版)
「材料も揃っているし、今日の夜からでも仕立てに取り掛かろうと思っているの」


「楽しみだよね」


 手伝おうかと智子が言った。


 だが今回は、なつみが仕事の合間をぬって1人で作るようだ。


 時間的にも十分、間に合うから心配ないらしい。


「最高のヤツを作っちゃうからね」と言って、なつみは隣に座っている美智代の肩を軽くポンポンと叩いた。


「ありがとう!」


 満面の笑みを浮かべて礼を言う美智代。


 他の者たちも笑顔になり場が和んだ。
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