LOVE&FANTASY 嗚呼、結婚!(加筆修正版)
「イイけど? 私のケータイ番号、知っていたの?」


「ああ。濱村さんから番号、教えてもらったからね」


 里美はドキドキしながら携帯を手にしている。


「稔から電話をくれるなんて何年ぶりかしら?」


「お前と付き合っていた時以来じゃねー? それよりも今度の結婚式の事だけど、お前も出るんだって?」


 ドキ…



 今の稔のセリフを耳にして、里美はちょっと緊張感気味になった。


「う…うん、そのつもりだけど…」


「そうか」


「私も出てイイの?」


「別に構わねーよ」
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