LOVE&FANTASY 嗚呼、結婚!(加筆修正版)
 智子から驚きと嬉しさの連絡を受けた時の気持ちは、なつみは今でも鮮明に覚えていた。


「美智代って、後藤さんへの思いがよっぽど強かったんだね?」


 取り皿に盛った揚げウィンナーを食べていた美智代。


「別に…強いってワケじゃないけど…稔と接していた時、運命的な出会いを感じていたしね」


「どう感じたの?」


「上手くは説明出来ないけど…」と、美智代は前置きして自分なりに説明した。


 何かこう、心にときめきを感じた。


 もしかしたら自分は、この人とラブラブになる運命なのかもしれない…と。


 なるほどね…っと、なつみは理解した。


 更になつみは興味が湧く。


「美智代の強い思いと祈りが後藤さんの命を救ったんだよね? あの事で美智代の真剣な思いを受け止めてくれたんじゃない?」
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