愛し*愛しの旦那サマ。


―…そして、二時間。

を通り超えて、三時間が経過しました。


「……う゛ぅ」


臣くん……マダ、カエッテコナイヨ。


「もぅ゛……日付が変わっちゃう……ヨ」


週末。

マンションの一室でひとりきり……

ダイニングテーブルの上には臣くんの写真とウェディングのパンフレットが散らばる。


そして、臣くんの写真を一枚手に取り、瞳にはうっすらと涙を浮かべる……


もう゛。

幸代ポジティブバズーカ砲……


玉切れ……ダヨ。


力尽きる様に、

バタンッ!

そのまま臣くんの写真とウェディングのパンフレットの上に覆いかぶさる私。


「……もうゲンカイ」


そう呟いて、ふらリ。

と、立ち上がる。


―…ちょっと気分転換に、外の風に当たろう。


決して。

マンションのエントランスアプローチ付近で、飲み会帰りの臣くんを待ち伏せするわけじゃなくて……


えぇ……

決して……(ヨカゼガヨンデイルダケ)



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