愛し*愛しの旦那サマ。

これはまさに、先ほどまで危惧していた展開。

取り越し苦労なんかじゃなかった……

まさか飲み会で急接近しちゃいました、とか??


あはは。

まさかね~。


あの臣くんに限ってそんなことがあるわけがない!


ってことで、秘書藤枝……

アンタは何を企んでいるんだ……


そして、幸代っ!

ここで取り乱した様子を悟られちゃダメ!


平常心を装って、臣くんの妻という余裕の態度で臨まねば……

こういう女はちょっとした心の動揺につけこんで、相手を追い詰めていくタイプ……(コノアイダ、コウイウ話、レディコミデ見タモノ)

ということで、とりあえず、


「あら、確かアナタは同じ事務所の藤枝さん?」


何時も主人がお世話になってます~、


と、ベタな挨拶から。


「とんでもないです~、それより奥様、こんな時間にどこかお出かけされる途中だったんですかぁ?」


ニコニコと藤枝。


「ええ、ちょっと習慣の就寝前のお散歩に」


何だか悔しいから、倍返しの笑顔で私。(臣クン、ソンナ二人ヲ、トリアエズ傍観)


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